【宮城県】今夏、ほぼ全ての小中学校でプール授業中止。3密を避けることが困難なため。
仙台市では既に5月末時点で、教育委員会からの通達により今年度の水泳の授業は実施しない方針を出されておりましたが、この度宮城県全域でもほぼ全ての小中学校で夏のプール授業を中止すると決定したそうです。
文部科学省スポーツ庁からの事務連絡内では、
「学校環境衛生基準(平成21年文部科学省告示第60号)に基づき、プール水の遊離残留塩素濃度が適切に管理されている場合においては、水中感染のリスクは低いと指摘されております。」
とありますが、やはり更衣室内での3密を避けられないという事が中止の理由としては一番大きいようですね。
他にも仙台市のように、通常は水泳の授業以前に終えるはずの健康診断の見込みが立たないことなども理由に挙げられると思います。
プール授業は体力増進に有効なことは言うまでもなく、猛暑と予想される今夏、エアコン設置が間に合わない学校もあり、実施できれば貴重なクールダウンタイムとなる予定でしたが、3密回避ということでリスクがある以上は致し方ありません。
プールだけでなく、音楽における合唱やリコーダーなどの授業の取り止めまたは見直し、実習を伴う家庭科の授業や理科の実験の見直し、また、体育もソーシャルディスタンスを取りながらの実施となるようです。
学校の先生方にとっても児童生徒にとっても、今年はイレギュラーの連続でもどかしさも多々あると思いますが、どんな形であれ「学びをとめない」事が大切だと思います。
先生方は学校での感染リスクを徹底的に排除し、取捨選択しながら必要な学習時間をどうにか確保しようとしてくださっています。
そんな姿に感謝しながら、授業が再開できただけでも幸せなことだと、ポジティブシンキングでいきたいですね。
文部科学省・スポーツ庁2020年5月22日事務連絡
【今年度における学校の水泳授業の取扱いについて】
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