【仙台市】覚えている方いますか?2年以上前に仙台市上空を彷徨い続けた謎の物体の正体は!?
読者の皆様の中で覚えている方はいらっしゃるでしょうか?
2020年6月17日未明から突如、仙台市の南西部上空に現れた謎の物体のことです。
当時の空は雲一つない青空。
そこにポツンと白く浮かび上がるコントラスト。
有明の月かと見まがうようなその白くて丸い物体は、ほとんど動く気配もなくずっと、朝からテレビニュースでもさんざん取り上げられ、話題沸騰となりました。
さすが超望遠。しかし、これ以上ズームするとピンとが合わないんで、これくらいで勘弁してくれ。#仙台 #白い物体 #気球かしら #Nikon_P600 pic.twitter.com/kmLP1F5Bqi
— ケージ (@keizi) June 17, 2020
しかし、この白くて丸くて動かないナニカは、宮城県のほかお隣福島県でも目撃されており、数ヶ月後には青森県上空でも目撃されました。
最初は「何かの気球説」も上がりましたが、その後の報道では気球説は否定され、最有力説であった「ラジオゾンデ(気象観測気球)説」に関しても、仙台管区気象台ではもう10年以上もラジオゾンデは飛ばしていないとの回答だったそうです。
その後の調査で、そもそもラジオゾンデとは大きさも飛行する高度も全く違うことから完全にその説は打ち消されていました。
自衛隊でも分からない、気象台でも分からない、国土交通省航空局でも分からない、誰がいつ何の目的で飛ばしたものか本当に謎でした。
携帯電話の実験用基地局説、未確認飛行物体(UFO)説や北朝鮮からの飛来物説など様々な推測が飛び交いましたが、このたびかなり有力な手掛かりとなる事案が確認されたようです!
2023年2月4日(土)にアメリカの領海を犯したとして上空で撃墜された物体が、当時仙台市上空を彷徨い続け話題になったあの謎の物体と、特徴がほぼ合致していたのです!
色・形・大きさ・そして2枚の羽根とアンテナのようなもの。
アメリカで撃墜されたものは中国の所有物と正式に認めた上で、中国政府からは「民間の気象研究用飛行船が、天候の影響で飛行ルートを誤って外れてしまった」との説明だったそう。
しかし、許可なく他国への領海領空に侵入してしまうのは大問題ですね。
ちなみに、2020年6月に日本上空で確認された謎の物体に関しては、中国側は「承知せず(知りません)」との回答だったそうです。
あまりにそっくりなので、同一のものであるとの見方が高いようですが、偵察機やスパイ気球とも称されるこの謎の物体、真相やいかに…。
アメリカの国防総省がアメリカ本土上空を飛行していた中国の偵察気球を撃墜したと発表したことを受け、中国外務省が「強烈な不満と抗議」を表明。中国は気象研究用の気球が迷い込んだだけと主張しており、必要に応じて対抗措置を取る権利があるとも述べています。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) February 5, 2023
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