【仙台市】11月5日は「津波防災の日」。朝8時48分頃には東部地域で避難訓練用の緊急速報メールが配信されます!

防災スピーカー

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2021年11月5日は「津波防災の日」。
2011年3月に発生した東日本大震災の3ヶ月後、津波・災害・防災への見識を深めるため制定されました。
その4年後には、国連総会でも「世界津波の日」と定められたとのこと。

その津波防災の日に、仙台市では仙台市東部地域(宮城野区・若林区・太白区)の津波避難エリアにおいて津波避難訓練を実施するそうです。

【津波からの避難の手引き(暫定版・第5版)】

■避難訓練の想定
・地震発生:令和3年11月5日(金)午前8時45分
・震源地:三陸沖マグニチュード9.0
・最大震度:6強(仙台市内)
・大津波警報:宮城県に午前8時48分発表
・津波到達:午前9時30分、仙台港へ7mの津波

その時間帯に該当地域にいらっしゃる方で、スマートフォンやタブレットの位置情報をONにしている方には、朝の8時48分に緊急速報メールが送信されますが、あくまで訓練の一環ですので慌てずにお過ごしください。
企業や学校では避難訓練が実施されるかと思いますが、密を避けて安全に速やかに避難しましょう。

当日は、
・津波情報伝達システム(屋外拡声装置)
・緊急速報メール(宮城野区・若林区・太白区)
・危機管理局Twitter、杜の都防災メール
・消防車両、区広報車
・ヘリコプター(宮城県警察、仙台市消防局)
・巡視船(海上保安庁)
などで広報されるそうです。

協定施設としては、仙台うみの杜水族館やキリンビール仙台工場など多数、避難施設としても、港南津波避難タワーや南蒲生津波避難タワー、震災遺構荒浜小学校など12もの施設が想定されており、かなり大規模な避難訓練となりそうです。

震災遺構仙台市立荒浜小学校

避難訓練の詳細についてはこちらからご確認ください。↓

【令和3年度津波避難訓練について(仙台市HP)】

しかしなぜ津波防災の日が、3月11日ではなく11月5日なのかというと、「稲むらの火」という実話をもとに作られた物語にその理由はありました。

■稲むらの火あらすじ
祭りの準備で村中が慌ただしくしていた矢先、高台に住む主人公の五兵衛は地震の強い揺れを感じました。
ふと海のほうを確認すると、潮が沖合へ引いていく様子が見え、津波が来ると直感しましたが、村人たちは気付いていない様子。
そこで五兵衛は、刈り取ったばかりの稲に次々と火をつけて敢えて火事のように見せかけ、村人たちの気をひいて安全な場所に誘導しました。
村人達の眼下で村は津波に飲み込まれてしまいましたが、いくつもの尊い人命は五兵衛のこの機転のお陰で助かりました。

これが安政元年11月5日に発生し、マグニチュード8.4を記録した安政南海地震の実話に基づいた物語だということから、11月5日が「津波防災の日」と制定されたそうです。

五兵衛のモデルとなったのは実在した濱口梧陵氏。
彼は、人々を津波から救っただけでなく、被災者へ食料や衣服や仕事道具の提供、被災者用家屋の建設まで手掛け、村人達の生活再建を支援したそうです。
さらに、今後津波の悪夢を繰り返さぬよう、私財を投じて堤防を建築し、村を守ったという英雄なのです。
彼のこの注意力、咄嗟の判断力、そして行動力と思いやりは、防災において見習うべき点がたくさんあり、まさに見本と言えますよね!
防災や避難にはこれが正解というものはありませんが、その時々で一番ベターな選択ができるよう、日頃から臨機応変に考え動ける対応力を身につけたいものですね!

そんな時にヒントになるのが、仙台市の防災・減災アドバイザーの折腹久直氏が発信している、「おりはらアドバイザーの3分間防災ちゃんねる」です。
約3分間というショート動画なので、小さなお子様でも飽きずに楽しく学べるコンテンツです。

防災まさむね君

防災まさむねくん

仙台市公式動画チャンネル『せんだいTube』の中で”いつでも、どこでも、手軽に学べる防災コンテンツ”として展開されており、災害への備えを、仙台市の公式キャラクター「防災まさむね君」などと一緒に、3分間で楽しくお伝えしております。

上記の動画以外にも、地震、大雨、備蓄食料などたくさんの動画が公開されており、様々な視点からの防災のヒントが発信されておりますので、ぜひ、11月5日の津波防災の日には、ご家族みなさんで視聴してみてくださいね!

仙台市危機管理局減災推進課はこちら↓

noririn

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