【仙台市】新型コロナウイルスについて※続報あり2/1(土)PM22:30更新 厚労省Q&Aリンク追加
令和1年12月以降、中国湖北省武漢市において新型のコロナウイルス(2019-nCoV)を原因とした肺炎の発生が多数報告されており、国内だけでなく世界中に不安が広がっております。
その中国武漢市からの帰国希望者の日本人600名余りのうち、206名の方を乗せたチャーター機の第1便が、今朝1月29日8時40分頃に羽田空港に無事到着いたしました。
搭乗前の検査では症状のある方は0名だったにもかかわらず、機内では複数名の方に発熱や咳の症状がみられたとのこと。
疑いのある4名の方は感染症指定医療機関である東京都大田区の「公益財団法人東京都保険医療公社 荏原病院」へ搬送され、症状のない方も新宿区の国立国際医療研究センターで検査を受けているとのことです。
日本でも先日令和2年1月28日に、新型コロナウイルスを「指定感染症」に認定と閣議決定されました。
「指定感染症」認定となったことで、万が一新型コロナウイルスに感染し診断がついた場合には医療費は公的負担となります。
そのほか強制入院や就業制限といった、感染を拡大させないための強制措置がとれるようになりますが、閣議決定後の施行は令和2年2月7日から…。
それまではご本人の同意がないと強制的な入院や隔離はできないのです。
新型コロナウイルスに感染し、発病すると、発熱、全身倦怠感、咳、息切れ、息苦しさ、呼吸困難等の症状が出現し、高齢者や基礎疾患のある方は重症化する場合もあると言われています。
自己防衛するためには、インフルエンザ同様、マスク着用・うがい手洗い・アルコール消毒が有効とのことです。
マスクはご自分のサイズに合ったもので、微粒子ろ過効率の高いマスクを選び十分に予防にお努めください。
仙台市においてもくらしの情報の健康と福祉から、「新型コロナウイルス」に関しての情報が出されております。
※それぞれのリンクをクリックすると外部ページ(仙台市くらしの情報)に移動します。
【宮城県における第一種感染症指定医療機関(令和1年4月1日現在)】
東北大学病院(仙台市青葉区)
【宮城県における第二種感染症指定医療機関(令和1年4月1日現在)】
1 | 公立刈田綜合病院 | (白石市) |
2 | 仙台市立病院 | (仙台市太白区) |
3 | 大崎市民病院 | (大崎市) |
4 | 石巻赤十字病院 | (石巻市) |
5 | 気仙沼市立病院 | (気仙沼市) |
6 | 栗原市立栗原中央病院 | (栗原市) |
7 | 医療法人宏人会木町病院 | (仙台市青葉区) |
8 | 独立行政法人地域医療機能推進機構 仙台病院 |
(仙台市青葉区) |
9 | 公益財団法人宮城厚生協会 長町病院 | (仙台市太白区) |
10 | 光ヶ丘スペルマン病院 | (仙台市宮城野区) |
11 | 医療法人徳洲会 仙台徳洲会病院 | (仙台市泉区) |
12 | 公益財団法人宮城厚生協会 坂総合病院 | 塩釜市 |
13 | 登米市立登米市民病院 | 登米市 |
峰宗太郎先生の記事です。とても丁寧で分かりやすく、最新の情報に更新してくださっています。
『十分な手洗い、人込みを避けること、症状のある人に接触しないこと、症状があるなら外出を控えること、などの一般的な感染対策が重要』
『できることを粛々と行うことが重要』https://t.co/T26fkVR8lk— 外科医けいゆう『医者が教える正しい病院のかかり方』好評発売中 (@keiyou30) January 28, 2020
朗報も。指定感染症閣議決定と同時に、和歌山県の「和歌山県環境衛生研究センター」に国立感染症研究所から検査用試薬が届いたそうで、実用化に向けての作業が急ピッチで進められております。
そして今日1月29日には、オーストラリアのメルボルンにあるピータードハーティー感染免疫研究所という施設で新型コロナウイルスの培養に成功したとの素晴らしいニュースも!
培養したウイルスは、いまだ試験段階のワクチンの有効性評価にも役立つと期待されるそうです。
新型コロナウイルスによる悲劇がこれ以上拡大しないよう、1日でも早い終息を願うばかりです。
→→→続報〔令和2年1月29日 PM21:20更新〕
機内で体調不良を訴えた4名のほか、新たに8名の方に発熱や咳の症状が現れたため、追加で入院措置となったようです。
これで計12名の方が入院することとなりました(公益財団法人東京都保険医療公社荏原病院で受け入れ)。
また、チャーター便での帰国者のうち140名ほどの方が自ら隔離措置をして欲しいとの希望で、それに対し千葉県の「勝浦ホテル三日月」が受け入れを表明したとの事です。
その後の風評被害を恐れず協力を申し出てくださったホテル三日月さんには、その英断に国民として敬意を表したいですね。
武漢からの帰国希望者は残り440名。
チャーター第2便は本日1月29日午後8時に日本を発ち、明日1月30日の午前7時30分頃に羽田空港に到着予定だそうです。
また、仙台の空の玄関口である仙台空港は、新型肺炎の感染拡大を防ぐ目的で中国からの便を検疫強化するとの発表がありました。
→→→続報〔令和2年1月30日 PM14:00更新〕
武漢からのチャーター機第2便が210名の方を乗せて1月30日午前8時40分頃、羽田空港に到着しました。
残る帰国希望者は70名程度増え、約300名だそうです。
第2便に搭乗していた方のうち13名の方に発熱や咳の症状があり、感染症指定医療機関へ搬送されたそうです。
症状がない方も都内の検査機関で受診したのち、東京都府中市の警察大学校と北区の財務省などの研修施設西ヶ原研修合同庁舎に滞在し経過観察をするそうです。
昨日帰国した方のうち、3名の方に新型コロナウイルス陽性の結果が出たということ。
心配なのは、3名のうち2名がまったくの無症状だったとのことで、これは日本国内において初めての現象だそうです。
「何も症状がないけれど念のため」と受診した検査により陽性反応だったそうなので、第2便・第3便で帰国する方達には政府から検査の受診を強く要望するそうです。
そして、ホテルの部屋数が不足していたため、感染者の3名の方のうち2名は別な方と相部屋で過ごされたとのことなのでご一緒した方も感染していないか大変心配されるところです。
武漢からのツアーでバスの運転手をされていた奈良県在住の方、同じバスでガイドとして添乗されていた大阪府在住の方にも発症が認められ、国内での感染確認が8例目となってしまいました。
爆発的な広がりを抑えるためにも出来うる限りの予防に努めましょう!!
→→→続報〔令和2年1月30日 PM23:00更新〕
武漢に渡航歴のある京都市在住の20代女性の中国人留学生と、武漢に滞在歴のある50代の外国人男性から新たに新型コロナウイルスが検出されたそうです。
国内で確認された感染者の数は14名にのぼります。
また、チャーター機第2便で帰国された方のうち、26名もの方に発熱などの症状がみられ入院措置となった模様。
武漢に渡航歴または滞在歴がある、もしくはそういう方との接触があった方で体調不良を感じた場合には、速やかに保健所または感染症指定医療機関へ連絡をし、指示を仰いでください。
新型コロナウイルスに関するQ&Aのリンクを追加しました↓
羽田←→武漢チャーター機第3便は、本日1月30日午後10時46分に羽田空港を出発したそうです。
→→→続報〔令和2年1月31日 PM23:00更新〕
武漢からのチャーター機第3便は、今日1月31日午前10時20分頃に羽田空港に到着しました。
149名のうち10名に咳や発熱などの症状がみられ、荏原病院など都内の4つの病院に搬送されたとのこと。
症状のない方の経過観察期間の新たな受入先として、国立保健医療科学院の寄宿舎も使われる予定だそうです。
そして、第2便で帰国した方のうち、さらに2名に無症状感染が発覚したとのこと。
昨日の発症者とあわせて4名もの方が全く症状がないまま感染していたことになります。
第1~3便でこれまでに計565名の方が帰国をしましたが、残る約140名の帰国希望者については、現地の交通事情等からチャーター機離発着の武漢にたどり着けていない方が大多数とのことで、政府は現地情勢を見極めているとのことです。
WHO(世界保健機関)が発した「緊急事態宣言」を受けて、国内では当初2月7日に予定してあった「指定感染症」政令施行日を明日2月1日(土)から前倒しで施行することになりました。
これにより、国内に入国しようとする者が新型コロナウイルスによる感染症であることが分かった場合には、入国を拒否するなどの強制措置がとれるようになるそうです。
中国での感染者が1万人に迫る勢いの中、多方面からの正確な情報収集と迅速な対応、不利益を最低限に抑える判断が求められますね。
→→→続報〔令和2年2月1日 PM22:30更新〕
チャーター機第3便で帰国した方のうち、新たに2名の方が感染したとのことです。
また、一度目の検査では陰性だったのに、再検査により陽性となった方もいたという、大変心配な情報が。
まだ十分な症例データがないために医療機関としても手探りな部分が多々あるのだと推察されますし、医療現場や対応にあたっている担当職員の方達にはその激務や心労をおもんぱかるばかりです。
武漢から帰国した方の感染は8名、国内で確認された感染者総数は計20名となりました。
相部屋や共同風呂での感染リスクを解消するため、新たな滞在受入先として、埼玉県和光市の国税庁税務大学校和光校舎が充てられ、本日200名以上の方が専用バスで都内の滞在先から移動したとのことです。
そして昨日の続報でもお伝えしましたが、新型コロナウイルスによる肺炎を「指定感染症」とする政令が、本日2月1日(土)、7日間前倒しで施行されました。
これにより、過去2週間以内に中国湖北省に滞在歴のある外国人に対し、入国拒否などの措置がとれるようになりました。また、感染が疑われる入国者に関しては、政府が強制的に検査を実施できる権限をもつこととなります。
週明けにも残る約140名を輸送する帰国チャーター機第4便が就航する予定でしたが、居住地が武漢市だけでなく湖北省に広く分散しており、日本政府による一斉輸送は困難を極めているそうです。
また、一部封鎖されている道路もあり、そこを通行するには中国当局からの通行許可証の発行が必要で、帰国希望者が全て帰国できる見込みが立つのは長期化しそうとのことです。
東北大学病院はこちら↓
(noririn)