【仙台市】東北地方も梅雨入り宣言!高温多湿にご注意を★

雨模様(イメージ画像)
仙台管区気象台の報道発表によれば、2025年6月14日(土)に東北地方も梅雨入りをしたとみられるそうです。
東北南部は例年より2日遅い梅雨入り宣言でしたが、梅雨入りが遅かった昨年に比べると9日ほど早いそう。
北海道は梅雨がないため(※)これで全国的に梅雨入りしたとみられます。
梅雨入りしたとはいえ、梅雨の晴れ間にはかなりの高温になることが予想されるそう。
熱中症にも充分ご注意ください。
素朴な疑問だと思うのですが、簡単にご説明すると、梅雨前線とは、南からの暖かい空気(これを太平洋高気圧と呼びます)と、北からくる冷たい空気(これをオホーツク海高気圧と呼びます)が、日本の上空でぶつかり合い、停滞することで発生する前線のことです。
どちらも湿った空気(雨のもととなる水蒸気)を多く含みますが、この2つの前線が押し合いへしあい刺激し合うので、なかなか動かず雨量も増える訳ですね。
例年5月初旬~半ば頃に奄美大島・沖縄から梅雨入りし、その後梅雨前線は日本列島の上をゆっくりゆっくり北上しますが、梅雨前線がやっと北海道に差し掛かる時期がだいたい7月後半頃。
しかしその時期だとすでに夏真っ盛りで全国的に気温も高くなっており、太平洋高気圧・オホーツク海高気圧間の温度差もほぼなくなって前線同士が押し合いをしなくなるんですね。
という訳で、北海道に辿りつく頃には前線が消えてしまうか、辿り着いたとしても「梅雨」とは呼べない程度の雨となるため、結果「北海道に梅雨はない」となるのです。
2025年6月11日に南シナ海で発生した、今年はじめての台風1号「ウーティップ」は、日本への直接的な影響はないとのことですが、やはり備えあれば患いなし。
梅雨の長雨に加え、今後発生するであろう台風などにもきちんと備え、日頃から水のストックや常温で日持ちする食材のストック、卓上コンロと専用のガス缶の補充、懐中電灯などの灯りの確保等、平常時にできるだけ準備をしておくことをおすすめします。

備蓄食料の目安
また、お住まいの地域のハザードマップの再確認も非常に重要なポイントです。
いっとき避難所の確認、近隣に開設される避難所の確認、冠水が懸念されるエリアなど、お時間のある時に改めて確認をしておくことを強くおすすめします。
仙台市HPのくらしの情報の中には「仙台防災ハザードマップ」があり、区ごとの「洪水・土砂災害ハザードマップ」が掲載されていますので、参考にしてみてくださいね。
実際に災害がおきた際に、ご自分がどのように行動するべきかを考え、計画しておくことも大切です。
家族が皆一緒の時だけとは限らず、家族ひとりひとりの避難計画をしっかりと立てておくことも重要です。
仙台市危機管理局では、「マイ・タイムライン」作成講座を開催するそう。
お申し込みは2025年6月20日(金)までですので、ご興味のある方はぜひいかがでしょうか?
【お知らせ】大雨・台風による災害に備えたご家族一人ひとりの避難計画「マイ・タイムライン」の作成講座を開催いたします。令和7年6月20日(金)まで、お申込み可能です。詳細は、下記URLをご確認ください。#仙台https://t.co/xb9fdgK1zS pic.twitter.com/okbbr9ILjI
— 仙台市危機管理局 (@sendai_kiki) June 9, 2025
引き続き大雨や土砂災害等の注意報や警報など、気象台より発表される情報にも注視してまいりましょう。
仙台市危機管理局はこちら↓