【仙台市】休館中の仙台市博物館が令和6年4月2日に再開!!休館中のお仕事って??
大規模改修工事のため、令和3年10月から長期休館となっている仙台市博物館。
前回の改築工事から35年経ったということで、建物をより長く安全に使用するための大規模改修工事だそうです。
仙台市博物館前の掲示板では、休館のお知らせとして「令和3年10月1日~令和6年3月31日(予定)」となっていましたが、仙台市のHPによれば工事の進捗状況は大変スムーズで、営業再開は令和6年4月2日(火)9時からに決定したそうです。
仙台市博物館といえば、令和5年4月に開幕し、延べ115万人もの人々が訪れた「第40回全国都市緑化仙台フェア(未来の杜せんだい2023)」のメイン会場にも隣接していました。
緑化フェア開催中も着々と工事は進んでいました。
複数ある会場の中でもメイン会場と言われた「青葉山公園 追廻地区」。
その会場入口となっていた奥に見えるのが「仙台市博物館」です。
さて、長期のお休み中は来館者がいないということで、一体どんなお仕事をしているか気になりますよね?
実は休館中でもなかなかのハードスケジュール!
- 国宝・重要文化財を含む収蔵資料の保存管理
- 教育普及事業の強化
- 展示活動
- 学芸員の調査研究活動
など多岐にわたるそう。
「国宝・重要文化財を含む収蔵資料の保存管理」というのは、展示物の状態のチェック、梱包、引っ越し作業など、特段の配慮を必要とする作業です。
国宝や重要文化財などを取り扱う性質上、気温や湿度などにも細やかに気を遣い、丁寧に取り扱う必要があるので神経をすり減らす作業なことは容易に想像がつきますよね。
「教育普及事業の強化」においては、これまで館内で行ってきた活動を、学校への出前授業やインターネット上での情報発信という形で学びの場を広げていく活動です。
「展示活動」は、市内施設等での資料展示やパネル展示などのほか、他の都市へ搬出しての展覧会なども開催しているそうです。
「学芸員の調査研究活動」も大切な業務のひとつ。
博物館には博物館法に則り、必ず学芸員と呼ばれる国家資格を有する専門的知識を持った方が配置されており、博物館資料の収集や保管、展示などに関する業務を行っています。
その学芸員の方々が、県外での文化財調査や先進館における研修などを積み、営業再開後の活動につなげるためのスキルアップを図っているそうです。
今回の大規模改修工事では、内外装の工事のほか、電気設備や空調、照明、音響にいたるまで様々な箇所でリニューアルがされています。
ガラスも透明度の高い高透過ガラスに替えられ、展示品がより見やすくなったそうですよ。
営業再開まであと4ヶ月!
再開が待ち遠しいですね!
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