【仙台市太白区】3.16の地震が追い打ちに…茂庭荘が閉業。旧伊達伯爵邸「鍾景閣」は営業を継続
太白区人来田にある「茂庭荘」が、2022年3月17日(木)をもって閉業してしまいました。
新型コロナウイルスの影響で業績不振が長引いたうえ、2022年3月16日(水)深夜に起きた福島県沖地震が致命的となり、ホテル設備が重大な損傷をきたしたことで、営業再開の見込みが立たなくなってしまったそうです。
地域に愛された施設が不可抗力により閉業していく様は、とても悲しく寂しい気持ちになります。
まさに新型コロナ憎し、地震憎しですね。
しかし、併設する鍾景閣はそのまま営業を継続することのことで、市の指定有形文化財にも指定されている歴史ある建物はそのまま温存されるとのこと。
鍾景閣は、天皇陛下御泊所や天皇・皇后両陛下の御休憩座所となったりするなど、格式も高く、結納など冠婚葬祭行事にも利用されております。
伝統工芸品の仙台箪笥を用いた「箪笥料理」はここでしか出会えない珍しいお料理。
小さな引き出しを開けると、美しく盛られたお料理が次々と現れ、目で楽しむこともできます。
茂庭荘での日帰り温泉や宿泊での楽しみ方はもう叶わなくなってしまいましたが、鍾景閣は凛とした佇まいのまま、美しい庭園とともに皆さんのお越しをお待ちしておりますよ。
鍾景閣の目の前にある、今となっては珍しい円筒型の郵便ポストも風情があって良いですよね。
こちらのポストはオブジェではなく、毎日1回きちんと収集されるそう(平日11:30、土日祝11:50頃)。
鍾景閣に来たらぜひこのレトロな郵便ポストも見つけてみてください。
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