【宮城県】『アラバキロックフェス20th×21』、2年連続中止に
規模を縮小して開催すると告知していた『アラバキロックフェス20th×21』ですが、川崎町市議会や地元住民の方、そして医療従事者の猛反対をうけ、協議の結果、開催中止となりました。
アラバキプロジェクト/GIPの菅真良氏が、公式サイトで開催中止を発表いたしました。
ここにくるまでどれだけの努力をしてきたかが分かる文面であり、アラバキプロジェクトチームの無念さが滲む内容となっております。
川崎市に根付いた東北最大級の音楽の祭典『アラバキロックフェスティバル』。
昨年は記念すべき20周年祭だったはずが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となり、荒吐ファンにとっては落胆の年でしたね。
今年は東日本大震災から10年の節目でもあり、昨年成しえなかった20周年という大きなステップへの成功に向けて、主催であるGIPや放送局を始めとし、後援の川崎町や、みちのく湖畔公園を管理運営している国土交通省などとも検討を重ねていたそうです。
その結果、収容人数の上限を5,000人と大規模に削減することや、全ての方がキャンプすることができる「キャンプインフェスティバル」形式にすること、演者・スタッフ・観客、会場に出入りする全ての人に抗原検査を実施すること、会場内では不織布マスクの着用義務化など、出来うる限りの感染症対策を講じて開催する旨を発表いたしておりました。
また、例年ステージが立つエリアも含め、みちのく公園北地区全体をキャンプエリアとするなどの方針を表明しておりました。
しかしながら、4都府県への3度目の緊急事態宣言(2021年4月25日~5月11日)が発令されることをうけ、まずは人の流れを止めなければいけないこと、そして開催に強い懸念を示す医療従事者や地元の方々の不安の声に寄り添う形をとったようです。
宮城県内において「まん延防止重点措置」が発出されているのは仙台市のみですが、川崎市のエコキャンプみちのくまでのアクセスを考えると、シャトルバスを利用するにしても仙台駅経由となりますし、大変残念ではありますが中止はやむを得ずといったところでしょうか。
宮城県、しいては東北全体を盛り上げてくれた『アラバキロックフェス』。
3年越しとなる2022年には、ずっと待ち続けるファンのためにも、きっと安心安全に開催できるはずと信じ、ALLアラバキで盛り上がるよう心から応援したいですね。
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