【仙台市太白区】インフルエンザが猛威を奮っています!!仙台市・宮城県全域で注意報発令中!!学級閉鎖も多発しています、できうる限りの予防を!!
仙台市保健所管内では、インフルエンザの定点報告数が先週の1.7倍に増加し、注意報発令基準値(10人)を超えました。太白区も、青葉区や宮城野区と共にインフルエンザ注意報が発令されております。
また、宮城県としても、2019/12/5付けで県全域に同注意報が発令されました。
これは昨シーズンより約1ヶ月も早い時期の注意報発令となります。
全国の報告数に比べると宮城県は高い値を示しており、とりわけ仙台市は全国の2倍の値となっており県の平均を押し上げているようです。
インフルエンザ罹患者数を年齢群別にみると5~9歳が突出しております。
これはやはり幼稚園・保育園、小学校等の集団生活において、教室という密室の中で活動する特徴から短期間のうちに爆発的に広まってしまうものと考えられます。
また、学級閉鎖等の情報については、2019/10/1に青葉区の小学校で今季初めて学級閉鎖の措置がとられましたが、先週時点での学年・学級閉鎖数は太白区と宮城野区がそれぞれ7施設で最多となっております(数は累計ではありません)。
太白区内では、本日12/10(火)時点で、全27クラス中14クラスが学級閉鎖の小学校も出ております。
学級閉鎖期間中は人混みや不要な外出を避け、自宅学習で過ごす事が推奨されています。
太白区内の先週時点での罹患の型は、2009年に世界的に大流行した「AH1pdm09型」がほぼ100%となっており、全国で見ても「AH1pdm09型」が90.6%、「A香港(H3)型」が5.4%、「B型」は4.0%となっております。AH1pdm09型の症状としては、発熱、喉の痛み、咳、鼻水、頭痛、下痢、嘔吐、倦怠感、悪寒、関節痛など、一般的なインフルエンザの症状と同様ですが、熱をぶり返しやすいのが特徴(二峰性発熱)だそうです。
発熱によって著しく体力を奪われるので、お年寄りや小さなお子様は重症化しやすいそう。症状が出始めたら24時間以内に医療機関を受診することをおすすめいたします。
しかし、発熱後あまりに早く受診してしまうと、体内で増殖したウイルスの数が少なく、罹患しているのに検査結果に反映されず陰性となる可能性があります。
やっとの思いで病院へ辿り着いても「受診のタイミングが早すぎるので、少し時間をおいて改めて受診してください」と帰宅を促された経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか??
2018年7月にシオノギ製薬より発売された、「ブライトポックFlu・Neo」という新インフルエンザキット薬は、発症後3~6時間以内でも陽性一致率が高いそうですが、一般的に出回っている従来のインフルエンザの簡易キットは6時間以上or12時間以上の時間が推奨されています。
万が一インフルエンザのような症状を感じたら、タイミングを図っての受診をお勧めします。
感染経路としては、保菌者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」が主で、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。
よく知られているインフルエンザの予防法としては、
●予防接種をうける(感染しても比較的症状が軽く済むと言われています)。
●十分な睡眠ときちんとした食事の摂取で抵抗力を高めておく。
●特に人混みの中ではマスクを着用する。
●積極的なうがい手洗い。
●アルコール消毒液やジェルで手を消毒する。
できうる限りの予防に努めたいですね!!
尚、仙台市では、感染症や食中毒などの健康危機事案の発生に対して、情報を一元的に収集・分析し、より迅速で的確な全市的対応ができるよう、平成27年4月に、各区にあった保健所を一元化し保健所機能の充実強化を図りました。
各区の保健福祉センターは保健所支所として、これまでと同様の福祉サービスを提供しています。
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(noririn)