【仙台市太白区】先月の台風19号の影響に伴い、浸水で使用不可となった災害備蓄食料は、八木山動物公園の動物さん達に食べてもらう事になりました!

非常用食料

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甚大な被害を引き起こした2019年10月の台風19号通過により、宮城野区日の出町の市有倉庫が浸水し、災害用備蓄食料が一部人用としては使用不可となってしまいました。
備蓄拠点は太白区富田と若林区卸町東にもあり、仙台市の水害ハザードマップによると、二箇所とも河川が氾濫した場合には0.5~3.0メートル未満の浸水が想定される区域内にありました。
日の出町は北側に梅田川(2級河川)、富田は南側に名取川(1級河川)がそれぞれ流れています。

当時、日の出町倉庫には約79,000食の食料(うち1/3程度が浸水)、富田地区の旧には約20,000リットルの飲料水と3,000枚の毛布などを備えていたということです。
備蓄品を詰めた段ボールは床にそのまま積み上げており、台風19号通過時には倉庫が膝下程度まで浸水し、段ボール約600箱が水浸しとなって約20,000食という大量の食料品が使用不能に。

大雨のたび冠水するエリアを災害備蓄拠点としたまま何の対策も講じなかったことについて、水害リスクが低いエリアに移転または2階以上に物資を保管する等、早急な改善策が求められています。

この件について郡和子市長は、「自然災害のリスクが高い場所に備蓄品を置くことは、愚の骨頂になる。リスクの少ない場所の選定を含め、備蓄拠点を再検討したい」と語り、「密閉包装された食料もあり再利用を検討したが、汚水が混入している恐れもあり備蓄食料としては使用しない」と説明。
「八木山動物公園の動物さんたちに食べてもらうことにした」と話したということです。

八木山動物公園のトラ

仙台市では浸水で使えなくなった備蓄食料のうち、アルファ粥とクラッカーを八木山動物公園の飼育動物の餌に使い、残りは堆肥として活用する方針を打ち出し、11/13にも約18,000食分を動物公園に運び込みました。

せっかくの備蓄食料が保管の仕方ひとつで水害に遭ってしまい人用としての利用が断念されましたが、結果的には動物さん達のご飯や堆肥として再利用できたので無駄にはならずに済みました!
皆様も、非常用持ち出し袋の備えがご家庭にあれば、置き場所の再チェックや消費期限の確認で中身を時々整理してみる等、せっかくの備蓄食料を無駄にしないよう心掛けてみてくださいね!

富田地区はこちら↓

(noririn)

noririn

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